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条件の事前選択 (Preselect Comparators)

(回答)

Preselect Comparators(条件の事前選択)とは、RapidMinerが属性の型を見て、入るはずのないものを事前に削除してくれる、というものです。

 

例に、GolfデータセットとFilter Examplesオペレータを用いてご説明いたします。

今、Outlook属性には「sunny」などの項目型(nominal)が入っています。
また、Temperature属性には「64」などのような数値型(integer)が入っています。

①Preselect Comparators(条件の事前選択)にチェックが入っているとき

(もし文字が見切れている場合は、ダイアログを横に広げてください。)

 

Preselect Comparatorsにチェックが入っているとき、項目型であるOutlook属性は「starts」や「matches」などの計11個の中から選択します。また、数値型であるTemperature属性は「=」や「≦」などの計8つから選択します。

このとき、Outlook属性には「=」や「≦」などがないこと、またTemperature属性には「starts」や「matches」などがないことに注目してください。

②Preselect Comparators(条件の事前選択)にチェックが入っていないとき


 

Preselect Comparatorsにチェックが入っていないとき、項目型であるOutlook属性は、先ほどはなかった「=」や「≦」などを含んだ計17個の中から選択します。

また、数値型であるTemperature属性も、先ほどはなかった「starts」や「matches」などを含んだ計17個の中から選択します。

Preselect Comparatorsとは、Comparators(比較演算子、=やstartsなど)をPreselect(前選択)するという意味で、チェックが入っていると有効、チェックが入っていないと無効になります。

 

Preselect Comparatorsが有効な場合、RapidMinerが属性の型を見て前選択、つまり属性の型にふさわしいものだけをあらかじめ選んでくれます。無効な場合、すべての選択肢(計17個)から正しいものを選ばねばなりません。

 

Preselect Comparatorsにチェックが入っていようと入っていなかろうと、属性の型に正しいものを選べばエラーは出ません。しかし、チェックが入っていないと数値型の属性に「starts」などを選んでしまうかもしれず、エラーが出る可能性が高くなります。ですので、普段はチェックが入ったままで(有効なままで)特に問題は起きないのではないかと思われます。

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