AI HubにプライベートIPを設定する方法
投稿日: 2021年9月13日
OS: CentOS7
バージョン: RapidMiner AI Hub 9.9.2
AI Hubに設定するURLは基本的にはパブリックドメインやパブリックIPを設定しますが、イントラネット環境でもドメイン名の名前解決が可能であればプライベートIPも利用することができます。
一般的に名前解決はDNSサーバを利用する方法とhostsによる方法の2つ考えられますが、そのどちらの方法でも可能です。それら二つの方法についてご紹介します。
1.DNSサーバーを利用する方法
最初にAI Hubに設定するドメイン名の名前解決が有効であることを確認します。ここではプライベートIPを192.168.0.113でドメイン名をvm0013.localdomainとしています。
次に、.envのPUBLIC_DOMAIN,PUBLIC_URL,SSO_PUBLIC_URLの3か所にプライベートIPを指すドメイン名を設定します。設定後、コンテナを起動すると指定のドメイン名でAI Hubにアクセスが可能です。
2.hostsを利用する方法
最初にAI Hubのホスト側とクライアント側のetc/hostsにプライベートIPとそのドメイン名を設定し、名前解決できるように準備します。
次に、上記と同様に.envのPUBLIC_DOMAIN,PUBLIC_URL,SSO_PUBLIC_URLの3か所にプライベートIPを指すドメイン名を設定します。設定後、コンテナを起動すると指定のドメイン名でAI Hubにアクセスが可能です。
なお、バージョン9.8以降はPUBLIC_DOMAINがあるため.envのみの変更で問題ありませんが、バージョン9.7の場合はこちらの設定項目がないため、hostsによる名前解決ができないため、下記のようにdocker-compose.ymlのrm-proxy-svcコンテナのaliasesにドメイン名を追加する必要があります。なお、バージョン9.7でもDNSサーバーで名前解決する場合は、こちらの変更は不要です。