KeyCloakのDockerイメージ
本ドキュメントでは、RapidMinerのIdentity and Securityを実装するKeyCloakについて説明しています。これは、以下のDockerイメージから構成されるコンポーネントです。
各コンテナの説明は下記をご覧ください。
これらのコンテナは、ともにデプロイされたときにのみ機能し、個別にデプロイした場合は意図通り機能しません。これらをどのようにデプロイするかは、デプロイメントテンプレートを確認してください。
KeyCloak Database
このコンテナには、KeyCloakバックエンドの設定を保存する機能として、Postgresデータベースが実装されています。これは、標準的なPostgreSQLのDockerイメージです。
構成
- ボリューム
- keycloak-postgresql-vol: データベースのデータを保持するdockerボリュームで、内部的には /var/lib/postgresql/dataにマップされます。
- ポート: なし
- 環境変数:
- POSTGRES_DB、POSTGRES_USER、POSTGRES_PASSWORD: KeyCloakのデータが保存される場所の、認証情報とデータベース名です。KeyCloak Serviceコンテナにも同じ値を設定してください。
KeyCloak Service
このコンテナには、事前に設定され、強化されている、KeyCloakのアイデンティティとアクセス管理エンジンが含まれています。RapidMinerプラットフォームのすべてのコンポーネントでシングルサインオンを実現するために必要なすべての定義が含まれています。詳しくは、セキュリティ概要をご覧ください。
利用可能なバージョンについては、Docker Hubのタグを参照してください。
構成
- ボリューム: なし
- 環境変数:
- DB_VENDOR: デフォルトはPOSTGRESです。カスタムのKeyCloakデプロイメントと統合する必要がない限り、変更すべきではありません。
- DB_ADDR: KeyCloakデータベースの(内部)アドレスです。
- DB_DATABASE、DB_SCHEMA: IDストアに使用するデータベースとスキーマです。変更すべきではありません。
- DB_USER、 DB_PASSWORD: KeyCloak databaseにアクセスするためのユーザー名とパスワードです。
- KEYCLOAK_USER、KEYCLOAK_PASSWORD: 管理者ユーザーとしてプロビジョニングされている、初期のユーザー名とパスワードです。ユーザー名のデフォルトはadminで、パスワードはローカルデプロイメントではchangeit、クラウドイメージデプロイメントではVMインスタンスのIDとなります。
- PROXY_ADDRESS_FORWARDING: プロキシアドレスの転送を制御します。デフォルトはtrueです。変更すべきではありません。
- KEYCLOAK_LOGLEVEL、ROOT_LOGLEVEL: デフォルトでは設定されておらず、デバッグのために使用されます。両方の変数をDEBUGに設定すると、デバッグのロギングが有効になります。