RapidMiner StandPyのDockerイメージ
本ドキュメントでは、RapidMiner StandPyを実装しているイメージについて説明しており、これは以下のDockerイメージで構成されたコンポーネントです。
各コンテナの説明は下記をご覧ください。
これらのコンテナは、ともにデプロイされたときにのみ機能し、個別にデプロイした場合は意図通り機能しません。RapidMiner StandPyのデプロイメントガイドで、これらをどのようにデプロイするか確認してください。
StandPy Router
このコンテナには、StandPyコンテナをRapidMiner AI Hubの他のコンポーネントに公開するプロキシ機能が実装されています。1台のルーターで複数のStandPyコンテナに対応できます。
利用可能なバージョンについては、Docker Hubのタグを参照してください。
構成
- ボリューム: なし
- ポート: なし
- Networks: このコンテナは、AI HubのdockerネットワークとStandPyのdockerネットワークの橋渡しをするものであるため、両方を追加する必要があります。
- 環境変数:
- ENGINE_<ENGINE_NAME>_HOST: このルータでサービスを受けるStandPyコンテナのDockerホスト名です。
- ENGINE_<ENGINE_NAME>_TOKEN: StandPyコンテナのセキュリティに使用できる、オプションのセキュリティトークン(パスフレーズ)です。
上記の変数では、与えられた<ENGINE_NAME>はhttp://<router-alias>/<engine_name>にあるStandPyコンテナにリクエストを向けるために、ルータによって使用されます。
StandPy Container
このコンテナには、一つのStandPy実行エンジンが実装されており、ユーザーが指定した一元管理されているPython環境を使用してリクエストに対応することができます。
利用可能なバージョンについては、Docker Hubのタグを参照してください。
構成
- ボリューム
- rm-coding-shared-vol:/opt/coding-shared:ro: 一元管理されたPython環境にアクセスするためのボリュームマウントです。
- ポート: なし
- Networks: StandPyコンテナのためにのみ作成された内部のdockerネットワークにのみアクセスできる必要があります。
- 環境変数:
- CONDA_ENV: Platform Adminで定義されているPython環境の名前です。
- WORKERS: 入ってくるリクエストの対応に使用されるワーカースレッドの数です。オプションで、デフォルトは1です。
- TIMEOUT: 入ってくる実行リクエストに対する、秒単位のタイムアウトです。オプションで、デフォルトは30秒です。
- MAX_REQUESTS: ワーカースレッドが再起動するまでのリクエスト数です。オプションで、提供されない場合はワーカーは再起動しません。クリーンな実行のために低い値に設定すると、レイテンシとのトレードオフになります。