バックアップと復元
RapidMinerプラットフォームの各コンポーネントでは、ユーザーデータやプラットフォームの設定をバックアップおよび復元する必要性が異なります。このページでは、これらがどのようなものか、また必要に応じて、それぞれをどのようにバックアップし、復元させるかについて説明します。
バックアップの対象
以下のテーブルは、バックアップで考慮するアイテムについてまとめたものです。企業ポリシー、バックアップの制限、クリティカル性などに基づいて、どれをバックアップするかを選択することができます。
コンポーネント | バックアップで考慮するアイテム(デフォルトロケーション) |
---|---|
Platformの定義 | .envとdocker-compose.ymlファイル |
KeyCloakデータベース | dockerボリュームkeycloak-postgresql-vol |
RapidMiner Serverデータベース | ホストマシン上のフォルダ./rapidminer/docker/pgsql |
RapidMiner Serverホームフォルダ | ホストマシン上のフォルダ./rapidminer/docker/rapidminer-home |
Python環境とRTSデプロイメント定義 | dockerボリュームplatform-admin-uploaded-vol |
JupyterHubデータベース | dockerボリュームjupyterhub-postgresql-vol |
JupyterHubユーザーフォルダ | ユーザー名を対応させたdockerボリュームjupyterhub-user-<USERNAME>-default |
Dashboardの定義 | dockerボリュームgrafana-home |
ModelOpsデプロイメント定義 | dockerボリュームmodelops-postgresql-vol |
前提条件
RapidMinerプラットフォームのバックアップと復元を行う際は、以下の注意事項をよく読んで検討してください。
- RapidMinerプラットフォームを完全な状態でバックアップするには、停止した状態のときのみ実行できます。これは、ホストマシンでdocker-compose downを実行することで可能です。サービスが停止したら、バックアップ手順を進めます。重要な運用に影響を与えないように、通常の運用に影響を及ぼさない、メンテナンス期間に計画して行うことをお勧めします。
- Linuxのファイルシステムのメタデータ(ユーザーやグループの情報、権限など)を保存できるツールを使ってバックアップを行うことが重要です。そうしないと、生成されたバックアップが使用できなくなります。