RapidMiner AI Hub 10.0の新着情報
リリース日 : 2022/11/03
今回はメジャーバージョンのアップグレードになります。AI Hub 9からのアップグレードの説明を必ずお読みください。
AI Hub10では既存の仕組みを見直し、そしてモダナイゼーションすることによってセキュリティリスクの低減、パフォーマンスの向上を図っております。
- Java 11そして最新のSpring Bootを使用することでプラットフォームをアップグレードしました。
- Active MQブローカーは、Active MQ Artemisに置き換えられます。
- フロントエンドはReactを使ったより使いやすいテーマに移行し、シングルページアプリケーションとしてレスポンスも格段に速くなりました。
また、技術的な改良だけでなく、ユーザビリティの向上も行われております。
- Keycloakがメインの認証手段となり、LDAPなどの外部サービスとの統合がより容易になりました。
- どのスケジュールがどのジョブを作成したのか、バックリファレンスを提供するようになりました。
- 使用するデータベーステーブルのインデックスに関して、最適化を実施しました。
- スケジュール機能を改善しました。
- スケジュールで「Pause all」「Resume all」機能が使えるようになりました。
- スケジュールをstandbyに切り替えることが可能になりました。
- RTS実行時のクリーンアップ機構を設定可能になりました。
- 環境変数で設定を変更するため、プロパティを変更する必要はほとんどありません。
この更新に伴い、サーバーのアーキテクチャ全般について調整を行いました。
- 現在は、コンテナ型AI Hub全体の一部としてのみ利用可能です。これは、サーバーサービスの認証システムが削除されたことを意味します。
- サポートされるセントラルサービスデータベースは、プラットフォーム全体に組み込まれているPostgresのみとなります。データの検索と保存に使用されるデータベース接続には影響しません。
- Webサービスの実行は、プロジェクトを使用したReal-Time Scoring Agentのデプロイメントで行う必要があります。
- AI Hub 10では「プロジェクト」がプロセスやデータ等の保管場所となります。旧来の「リポジトリ」が上記に置き換わり、本バージョンより非対応となりました。
- これに付随して、web appsの機能は無くなりました。必要なチャート作成とモニタリングは、ビルトインされているGrafanaを通じて設定することができます。
更新ログ