RapidMiner AI Hub 10.0.0の新着情報

リリース日: 2022/11/03

今回はメジャーバージョンのアップグレードになります。AI Hub 9からのアップグレードの説明を必ずお読みください。

AI Hub 10.0.0での機能強化および不具合修正について説明します。

機能強化

すべての依存関係と Spring Boot をバージョン2にアップグレードしました。
ActiveMQからActiveMQ Artemisへの移行(2.26.0と互換性あり)
アイデンティティ・プロバイダーとしてKeycloakを使用するようになります。
AI Hub/Server 9からの移行パスを追加しました。
ENCRYPTION_SECRETを動的に割り当て、存在しない場合はホームディレクトリに書き込みます。
- 暗号化に使用する秘密鍵は起動時に一度だけ動的に生成され、encryption.secret-locationに保存されます。
- encryption.secretプロパティにより、暗号化された秘密を上書きすることが可能になります。
フロントエンドにSingle Page Applicationを使用
データベースの選択肢はPostgresのみ
必要なスキーマを完全にブートストラップするために、適切なデータベース移行ツールを使用します。
Enrich Jobs API
- ジョブをスケジューリングしたスケジュールのIDを追加
- スケジュールIDによるジョブフィルタリングが可能
ライセンスはlicense.licenseで設定でき、license.locationに格納されます。
RTSに設定可能なクリーンアップスケジューラーを追加
- scoring-agent.execution.cleanup.cron-expressionで有効にすることができます
- scoring-agent.execution.cleanup.enabledでcron式を定義することができます。
- スケジューラは、ジョブが終了するのを待ちます。
  - タイムアウトはscoring-agent.execution.cleanup.timeoutで設定することができます。
  - 実行中のジョブの待ち時間はscoring-agent.execution.cleanup.waitBetweenで変更することができます。
全スケジュールのpause・resume（状態変化）の機能を追加しました。
スケジュールの状態を変えずにスケジューラーをスタンバイに切り替える機能を追加しました。
データベースインデックスの追加
- jobservice_job: created_at
- a_jobservice_job: created_at
- jobservice_job: stop_requested = 1
- a_jobservice_job: stop_requested = 1
- jobservice_job_agent: state
- jobservice_job_agent: last_status_at
AI Hubのインスタンス情報を取得するためのRESTエンドポイントに切り替わりました。
ログ取得用のRESTエンドポイント追加
Scoring Agentの認証のために新しいSpring Securityクラスを追加しました。
Scoring Agentへのマイグレーションを追加します。
jobservice.scheduled.archive.maxAgeと jobservice.scheduled.archive.jobCleanup.maxAgeの単位を分から秒に変更しました。
エンドポイントやUIからjupyterEnabledとgrafanaEnabledを削除し、プラットフォームの設定で対応するようにしました。
ジョブコンテナのプロパティjobcontainer.remote.versioned.auto-commit-strategyをNONEに設定することにより、ジョブ実行後の自動スナップショット作成を無効化できるようになりました。
sample-devプロジェクトでrm-juypterhub-db-svcのホストを jupyterhub-dbに変更しました。
Project URL生成のためのX-Forwarded-..HTTPヘッダをネイティブで尊重する。

不具合修正

Job Agentのスケジュールタスクの内部ロックができていない部分を修正
Scoring Agentの実行モードをSCORING_AGENTからJOB_CONTAINERに変更しました。
LFSサーバーのレスポンスから共通の80および443ポートを取り除く。