ライセンス制限
この記事はライセンス制限と操作について説明します。Serverをインストールし実行すると、RapidMiner ServerのウェブアプリケーションでAdministration > Manage Licensesメニューから、現在ライセンスが有効かどうかを確認することができます。
論理プロセッサの制限
RapidMiner Serverと各ジョブコンテナはRapidMiner Studioを利用してプロセスを実行します。RapidMiner Studioのオペレータには並列実行による複雑な処理ができるものがあります。どの並列実行に対しても新規にスレッドが作成され、論理プロセッサが処理を行います。論理プロセッサの数とスレッド数の最大値はライセンスによって制限されており、システム設定(rapidminer.general.number_of_threads)とJob Agentのcontainer.propertiesファイル(/config/container.properties)で設定することができます。RapidMiner Serverのライセンスのバージョンには、同時にプロセスをグローバル実行できる数が1つに制限されているものもあります。ライセンス制限が表示されない場合は、アクティブなライセンスに制限が無いことを示します。
またウェブサービスの実行も、利用可能な論理プロセッサ数によって制限されます(ライセンスによって数が制限されるため)。ウェブサービスごとに呼び出すスレッドの最大数も、システム設定(com.rapidanalytics.webservices.concurrency)で設定することができます。
メモリ制限
RapidMiner Serverと各ジョブコンテナは指定されたメモリ容量を使用します。最大メモリの設定はライセンスによって決まっており、インストールの際に設定します。RapidMiner Serverの場合はmax-memory.confファイルで設定できます。ライセンス制限を超えてメモリを設定し、RapidMiner Serverを起動すると以下のWebページが表示されます。ニーズに合うライセンスを入力するか、メモリの設定を減らしてRapidMiner Serverを再起動してください。
生成されるジョブコンテナの数と各ジョブコンテナのメモリはJob Agentのagent.propertiesファイル(/home/config/agent.properties)で設定できます。全メモリの合計がライセンス制限を超えないように注意してください。そうしなければJob Agentが起動しません。もしJob Agentの動作中に古いライセンスが切れて、全メモリの合計が新しいライセンスの制限を超えた場合は、Job Agentは停止します。全メモリの計算式は次のように表されます。
生成されるジョブコンテナの数x各ジョブコンテナのメモリ
ウェブサービスの制限
RapidMiner Serverはプロセスをウェブサービスとして公開することができます。クライアントや他のサービスは任意のタスクを解決するのにWebサービスを利用することができます。1日におけるウェブサービスの呼び出しを受け入れる回数はライセンスによって制限されています。Manage LicenseやServicesのページでプロセスの呼び出し数を表示することができます。ライセンス制限が表示されない場合は、アクティブなライセンスは何も制限していないことを示します。