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Altair AI Studio 2024.0.0の新着情報

リリース日: 2024/4/23

Altair AI Studio 2024.0.0の新機能について説明します。

新機能

  • インタラクティブ決定木に新機能を追加しました。
    • 数値ターゲット列のサポートを追加しました。
    • ツリー内の既存の分割を編集する機能を追加し、分布の割り当てと分類を完全にカスタマイズできるようになりました。
    • ウィザードのステップにツリー設定セクションを追加し、決定木の作成方法とさまざまな列の処理方法をさらにカスタマイズできるようになりました。
    • ノード内のクラス変数の分布を可視化する方法を切り替えるトグルを追加しました。以前と同様に棒グラフを使用するか、ノードの背景色を使用してノード分布を表示します。
    • 画像へのエクスポート機能を追加し、グラフ全体を画像ファイルとしてディスクに簡単に保存できるようになりました。
  • 複数の異なるバージョンのAI Studioを同時にインストールして使用できるように、インストールプロセスを改善しました。
    • バージョンごとに個別の設定フォルダを用意し、設定などの変更により、インストールされた他のバージョンとの互換性が失われることがなくなりました(相互に上位互換性がない可能性があります)。
    • 新規バージョンの初回起動時に、設定フォルダを旧バージョンから新規インストールバージョンに移行するようになりました。
    • 他のバージョンをアンインストールせずに、特定のバージョンをアンインストールすることが可能になりました。
    • 注意: 同じバージョンのAI Studioを複数起動することはまだサポートされていないため、予期しない副作用が発生する可能性があります。
  • ログの改善:
    • 同じメッセージをカウンターアイコン付きの1行にまとめる機能をログビューに追加し、同じエントリが多数生成された場合にログを整理することができるようになりました。
    • AI Studioの完全なログファイルをワンクリックで好きな場所に簡単かつ迅速にエクスポートできるようになりました。ログファイルには、AI Studioによって記録されたすべての情報とエラーが含まれ、ログパネルに表示されるよりも詳細に記録されます。
      • この機能は上部メニューバーのヘルプセクションにある「Save full AI Studio log…」から利用できます。
      • この操作はログパネル内のボタンや右上のグローバル検索からも可能です。

機能強化

  • RapidMiner Studioの名称をAltair AI Studioに変更しました。
    • ユーザーホームベースディレクトリを~/.AltairRapidMiner/AI Studioに変更
    • デフォルトのリポジトリの場所を~/Documents/AltairRapidMiner/AI Studioに設定(既存のリポジトリは移動されません)
    • ログファイルの名前をai-studio.logに変更
    • 設定ファイルの名前をai-studio-settings.properitesに変更(必要に応じて以前の設定ファイル(AI Hubなど)を引き続き使用します)
  • 他のすべてのAltairソフトウェア製品と同期するため、AI Studioの表示バージョンにリリース年を示すようになりました。このリリースから、2024年の最初のリリースを2024.0としてリリースします。
    • 注意: エンジンのバージョンは「古い」バージョンスキーマを維持しており、つまり、エンジンのバージョンは10.4となります。これは既存のエクステンションとその依存関係をすべて壊さないようにするためです。エンジンバージョンは実際のプロセスXML表現とオペレータの互換性設定にのみ表示されます。
    • 表示バージョンはWindowsの実行ファイル(インストーラー、Ai Studio exe、アンインストーラー)にも表示されます。
  • GUIモードとバッチモード(およびAI Hubジョブコンテナなどのエンジンモード)の両方でAI Studioの起動時間が大幅に改善されました。
    • 正確な影響はオペレーティングシステム、ウイルス対策ツール、およびインストールされているエクステンションによって異なりますが、テストしたすべての設定で起動時間が少なくとも10%短縮されました。
  • Loop CollectionLoop Examplesオペレータにパススルー入力ポートを追加しました。
  • ReadXMLに新規パラメータを追加し、属性のxpathsに親や他の先祖を使用できるようにしました(しかし、オペレータの動作が遅くなりました)。
  • Generate Attributesオペレータに新規のデフォルトタイムゾーンパラメータタイプを追加しました。date_set、date_get、date_add、date_diff、date_to_time、date_parse_str、date_string関数は、タイムゾーンが明示的に指定されていない場合、このタイムゾーンにフォールバックするようになりました。
  • date_parse_str関数に新規オプションのタイムゾーン入力を追加しました。これは、日付文字列自体にタイムゾーン情報が含まれていない場合に使用されます。
  • 式パーサーのdate_str関数をdate_stringに置き換えました。パラメータの順序を変更され、タイムゾーンパラメータがオプションになりました。
  • 環境設定のシステム -> ネットワーク ->「AI Hub認証の前に追加ログインを許可(ベータ)」に新規オプションを追加しました。このオプションを有効にすると、必要に応じてAI Hubのログインページが表示される前に認証ダイアログが表示されます。
    • これにより、一部のネットワーク設定(通常、企業プロキシ設定を含む)でAI Hubログインにアクセスする前に追加の認証が必要になるという問題が解消されます。
  • Execute Programコマンドの分割ヒューリスティックを改善し、引用符で囲まれた引数を保持するようにしました。
  • 新規バージョンの作業ディレクトリ(ユーザーホーム)フォルダ構造を使用して、複数のStudioインストールを可能にしました。
  • インタラクティブ分析ビューで表示される決定木のパフォーマンスを大幅に改善しました。
  • インタラクティブ分析の「モデルの選択」ステップにおけるターゲット列を選択するデータテーブルのパフォーマンスを改善しました。
  • プロセス結果に対して生成されるデフォルトのグラフのタイトルを改善しました。
  • Azure Data Lake Storage Gen1はMicrosoftによって廃止されたため、この製品のサポートを終了しました。
  • 環境設定ダイアログから従来のシンプルチャートと高度なチャートを表示するオプションを削除しました。
  • マーケットプレイスダイアログでマーケットプレイスユーザーアカウントにログインするオプションを削除しました。また、ほとんど使用されていない「購入済み」タブと「ブックマーク」タブ、および関連するオプションを削除しました。
  • バージョン7.4以前の動作を切り替える設定からUse Legacy Data Managementオプションを削除し、バージョン7.5以降の標準となった改良されたデータ管理を常に使用するように、影響を受けるオペレータを変更しました。
  • バンドルされたH2Oエクステンション内の基盤となるh2o-3ライブラリをアップグレードしました。
    • 組み込まれたh2-3ライブラリを3.42.0.1にアップグレードした結果、K-Means、GBM、GLM、LRアルゴリズムを改善
    • 旧バージョンのCVEを解決するためlog4jの依存関係をアップグレード

不具合修正

  • 自動モデルのGradient Boosted Treesが結果に表示されない問題を修正しました。
  • Read XMLインポート設定ウィザードの最後のステップのプレビューを修正しました。
  • Read XMLインポート設定ウィザードで、ステップ5から前のステップに進む際に起こっていた問題を修正しました。
  • 日付を解析する際、Read Excelオペレータがタイムゾーンパラメータを使用するよう修正しました。
  • Read CSVRead ExcelRead XMLNominal to DateDate to Nominalオペレータのロケールパラメータの値は、設定で指定された言語に翻訳されなくなりました。
  • macOSで、オペレータを無効にする場合など、いくつかのキーの組み合わせが2回トリガーされる問題を修正しました。
  • macOSにおいて、ファイル選択のファイルタイプ欄が異なるファイルの値を表示していた問題を修正しました。
  • AWS S3などのリモートファイルを参照する際のファイル選択のアイコンを修正しました。
  • インタラクティブ分析使用時の一部の不要な警告を削除しました。
  • フローティングCTAバナーが時折表示されない問題を修正しました。
  • 起動時に互換性のないエクステンションダイアログでエクステンションアイコンが正しく表示されない問題を修正しました。

開発

  • ビルドシステムをGradle 8にアップグレードしました。
  • 以前のバージョンでは、従来のRapidMiner Developmentエディションのライセンスによって行われていたことが、現在はlicensesフォルダに有効なdevelopment.licファイルが存在することによって行われるようになりました。影響を受ける最も顕著な例は、署名されていないエクステンションに開発権限を与える設定です。
  • 新規バージョンの作業ディレクトリ(ユーザーホーム)構造では、互換性を保つためにエクステンションで調整を行う必要があります。
    • エクステンションが以下のフォルダのいずれかを使用している場合、これらの特定のフォルダは新規のDirectoryService固有のgetメソッドで取得する必要があります。
      .altair_licensing、extensions、licenses、managed、repositories、shared data (例えば、extensionsフォルダはDirectoryService.getExtensionsDir()でアクセスする必要があります)
    • 特定の広く使用されているファイル(設定など)は、特定のgetソッド(DirectoryService.getStudioStettings()など)で取得することができます。
    • 他のすべての作業ディレクトリ(ディレクトリとファイル)へのアクセスは、DirectoryService.resolveWorkingDir()を介して行う必要があります。
    • FileSystemServiceは非推奨となり、新規のDirectoryServiceに置き換える必要があります。
  • 追加の日付時刻形式パラメータを取得して日付と時刻をパラメータとして選択できるよう、新規のパラメータタイプcom.rapidminer.parameter.ParameterTypeDateTimeStringを追加しました。
  • HTML5ベースのUI用にJxBrowserをバージョン7.38.0にアップグレードしました。
    • カスタムエンジンからブラウザを作成する場合、ブラウザのデバッグUIに表示できるように、BrowserFactory#registerBrowser(Browser)を呼び出してください。
  • 多くの古い非推奨(主に7.0より前に非推奨になった)メソッドとクラスを削除しました。
    • また、公式には非推奨とされていないものの、非常に古い以下のようなメソッドも削除しました。
      • JDのバージョン5.x以降、使用が推奨されていなかったが、公式には非推奨ではなかったメソッド
      • 役に立っていなかったメソッド
      • 完全に壊れており、もう使用されていなったメソッド
  • 設定ファイルなどでタイムゾーン設定が定義されていない場合にデフォルト値として使用されるJVMオプションのrapidminer.general.timezoneを追加しました。
  • 現在では非推奨となっているツールの日付時刻関連を置き換える機能をDateToolsに追加しました。

既知の問題

  • .RapidMinerフォルダ(またはカスタムホーム)にextensions.xmlが存在する場合、移行に失敗します。このファイルはAI Studioを起動する前に名前を変更するか、削除する必要があります。
  • macOSの場合:
    • 初めてStudioを起動する際、移行が発生しているとアプリケーション名が「java」に変わります。
    • 初回実行時にピン留めされたショートカットを作成する場合、Studioを終了すると機能しなくなります。
      • 回避策: Studioを再起動し、ショートカットを作成するか、アプリケーションフォルダからショートカットを直接作成してください。

 

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