RapidMiner(ラピッドマイナー)はデータ可視化、データ加工、モデル作成、評価、運用まで一括サポートする機械学習プラットフォームです。KSKアナリティクスはRapidMinerの正規販売代理店です。

RapidMiner Studioのグローバル検索

RapidMiner Studio内で必要なものを正確に見つけることは難しい場合があります。特に複数回クリックが必要な多くのエクステンションや機能を使用している場合などです。リポジトリ内の特定のプロセスや、一度見たことのある特定のパネルを見つけ出すにも時間がかかることがあります。

RapidMiner Studioのグ​​ローバル検索は、これらすべてを支援します。このドキュメントでは、検索の基本機能と高度な機能について説明します。

 

検索機能

RapidMiner Studioを開くと、右上に検索フィールドがあります。予想通り、Ctrl+Fで簡単にアクセスできます。

デフォルトでは、RapidMiner Studioの現在利用可能なすべてのカテゴリを検索します。特定のカテゴリを選択して検索を絞り込むこともできます。基本カテゴリは以下の通りです。

  • オペレータ:コアおよびインストールされているすべてのエクステンションからオペレータを検索します。
  • リポジトリ:すべての(接続されている)リポジトリのエントリを検索します。結果は最終編集日で並べられます。
  • アクション: プロセスの実行プロセスの実行のようなクリック可能なボタン、 パスワードの管理パスワードの管理のようなメニュー項目、 XMLXMLパネルのようなパネルの表示などのGUI関連アイテムを検索します。
  • マーケットプレイス:RapidMiner Studioにまだインストールされていないマーケットプレイスのエクステンションを検索します。

すべてのカテゴリで検索する場合、検索結果はカテゴリ順に表示され、可能であればカテゴリごとに3つのエントリが表示されます。検索結果の下にあるテキストをクリックすると、カテゴリごとにさらに多くの結果を表示することができます。

グローバル検索は結果の名前に一致するものだけでなく、事前定義された他のフィールドでも一致するものを探します。例えば、オペレータは所属するタグやエクステンションでも検索されます。これは、完全には一致しない、関連する結果を見つけるのに役立ちます。名前に一致するものはハイライト表示されます。

特定のカテゴリで検索している場合、結果はカテゴリに応じて順番に表示されます。最大10件の検索結果が表示され、先ほどと同様に、検索結果にあるテキストをクリックしてさらに多くの検索結果を読み込むことができます。

検索カテゴリを切り替えるには、検索フィールドの横にあるドロップダウンボタンをクリックして、目的のカテゴリを選択します。また、Alt + L キーを押してポップアップを開き、ハイライト文字の A、O、M、R を使用して、アクション、オペレータ、マーケットプレイス、リポジトリの各カテゴリを選択することも、L を使用して Studio全て で検索することもできます(※日本語の場合、この機能は一部のみ有効です)。

グローバル検索では、検索結果から操作を行うこともできます。これにより、カテゴリに分類されたすべての機能へのアクセスを一元化することができます。

検索結果をダブルクリック

検索結果をダブルクリックすると作動させることができます。効果はカテゴリによって異なりますが、結果から予想されるものです。アクションは対応するGUIコンポーネントをクリックした場合と同じように動作します。オペレータは検索結果のオペレータをダブルクリックするとプロセスに追加することができます(オペレータパネルでオペレータをダブルクリックするのと同じです)。マーケットプレイスRapidMinerマーケットプレイスダイアログを開き、対応するエクステンションを表示します。最後に、リポジトリの結果はリポジトリパネルの場合と同じように動作します(プロセスは開くか求められ、データとモデルは結果ビューで開きます)。

検索結果にマウスポインタを置く

一部のカテゴリでは、マウスポインタを置くと追加情報を提供します。オペレータの検索結果では、マウスポインタを置くとそのオペレータのヘルプがヘルプパネルに表示されます。リポジトリの検索結果では、マウスポインタを置くと、リポジトリパネルがスクロールされ、エントリを表示します。マーケットプレイスの検索結果では、マウスポインタを置くと、エクステンションの説明が表示さます。

検索結果をドラッグ&ドロップ

オペレータリポジトリのカテゴリはドラッグ&ドロップもサポートしています。どちらも、オペレータパネルやリポジトリパネルを使用する場合と同じように、プロセス内にドラッグすることができます。

高度な検索機能

前述のように、グローバル検索は名前だけでなく、カテゴリ分けされた項目の他の部分にもマッチするものを見つけようとします。これを活用するには、以下の詳細な構文を使用します。

グローバル検索はリポジトリとリモートリポジトリにもインデックスを付けます。リポジトリはかなり大きくなることがあるため、デフォルトではエントリの名前とタイプのみがインデックス化されます。検索中に考慮されるオブジェクトのメタデータも含めたい場合は、プリファレンスダイアログの検索タブで詳細なリポジトリ検索を有効化を設定することで、この設定をオプトインすることができます。

Luceneを搭載

グローバル検索はLuceneを使用し、カテゴリ分けされた項目のインデックスを作成します。Lucene構文に慣れている方は、グローバル検索が同じクエリ構文を使用していることに気づくでしょう。

構文の詳細と例の一覧

以下の一覧はグローバル検索の構文の詳細を説明しています。

注意: 高度な構文クエリを使用すると、通常のクエリに追加される自動 “*”が省略されるため、手動で追加する必要があります(例: source:Concu* AND loop)。

タイプ サポート構文 クエリの例 結果
全て {String} Excel デフォルトの検索フィールドに「Excel」が含まれる結果を検索します(例:”Read Excel“)。
全て “{String}” “R” 引用符で囲まれた単語を単一の単語として検索します(例:”R Scripting”)。
全て {String}* Ama* “Ama”で始まる単語が1つ以上含まれている結果を検索します。(例:”Read Amazon S3″) 高度な構文を使用しないクエリには、デフォルトで”*”が追加されます。
全て(高度な場合) {String}~ Exxel~ 上記と同じですが、スペルミス(2文字までの誤字脱字)を考慮して検索します。(例:”Read Excel“)
全て(高度な場合) {String}? S? 長さ2で”S”から始まる単語が1つ以上含まれている結果を検索します(例:”Read Amazon S3“)。
全て(高度な場合) {String} AND/OR/NOT {String} Read AND NOT csv 名前に”Read”はあるが、”csv”はない結果を検索します(例:”Read URL”)。
全て(高度な場合) {String} OR {String} Weights OR Optimize 名前に”Weights”もしくは”Optimize”が含まれている結果を検索します(例:”Optimize Weights (…)”)。
全て(高度な場合) {String}^x | x ∈ {1-n} Read OR Excel^5 名前に”Read”または”Excel”のいずれかが含まれている結果を検索しますが、名前に”Excel”がある結果を優先します(例:”Write Excel“)。
オペレータ tag: tag:Pause 特定のタグ(この場合は”pause”)を持つオペレータを検索します(例:”Delay”)。
オペレータ source: source:Text 指定したソース(この場合は”Text Processing Extension”)からオペレータを検索します。
オペレータ parameter: parameter:password 特定のパラメータタイプ(この場合は “password”)を持つオペレータを検索します(例:”Read Database”)。
オペレータ input: input:(data AND weights) 最低2つの入力ポート(1つはExampleSets用、もう1つはWeights用)を持つオペレータを検索します 。
オペレータ output: output:zip zipアーカイブを生成する最低1つの出力ポートを持つオペレータを検索します(例:”Create Archive File”)。
オペレータ capability: capability:missing 欠損値をサポートする学習モデルを見つけます(学習モデルのF1キーを押すと、その学習モデルの能力リストが表示されます)。
リポジトリ type: type:data 型がデータ(ExampleSets)のエントリを検索します。
リポジトリ user: user:admin “admin”ユーザーが作成したエントリを検索します。特にRapidMiner AI Hubリポジトリで便利です。
リポジトリ parent: parent:results

parent:”Local RA Repo”

“results”フォルダに保存されているエントリを検索します。

“Local RA Repo”リポジトリに保存されているエントリを検索します。

リポジトリ modified: modified:[* TO 2014]

modified:[20140101 TO 20140201]

2014年以前に最終編集されたエントリを検索します。

2014年1月1日から2014年2月1日までの間に変更されたエントリを検索します。

リポジトリ attribute: attribute:(Survived Wind) “Survived”または”Wind”という属性を持つデータ、またはそれらの属性を持つデータで学習されたモデルを検索します。注意:これは詳細なリポジトリ検索を有効化が設定されている場合にのみ利用できます。
アクション description: description:(in order*) ツールチップに”in order…”があるGUIアクションを検索します。
マーケットプレイス description: description:NLP マーケットプレイスで、概要欄に”NLP”があり、まだインストールされていないエクステンションを検索します。
マーケットプレイス longDescription: longDescription:NLP マーケットプレイスで、詳細欄に”NLP”があり、まだインストールされていないエクステンションを検索します。
マーケットプレイス vendor: vendor:RapidMiner* マーケットプレイスで、”RapidMiner”または”RapidMiner Labs”をベンダーとし、まだインストールされていないエクステンションを検索します。

エクステンション固有のコンテンツを登録

グローバル検索機能は非常に柔軟性が高く、エクステンションも利用できます。詳細はcom.rapidminer.search.GlobalSearchable と com.rapidminer.gui.search.GlobalSearchableGUIProviderを参照ください。エクステンションで新しいメニュー項目(例えばアクション)を追加する場合、ResourceAction#addToGlobalSearch() と ResourceAction#removeFromGlobalSearch()を呼び出すことで、既存のアクションカテゴリでそれらを登録、および登録解除することが非常に簡単です。前述の2つのクラスでは、独自のカテゴリを作成して登録する方法も説明しています。

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