Python Scriptingエクステンションのインストール
Python Scriptingエクステンションには、RapidMinerプロセス内でPythonコードを実行できるExecute Pythonオペレータが含まれています。このオペレータは人気のあるAnacondaディストリビューションやvirtualenvwrapper環境を含む、インタプリタ/ディストリビューションをサポートしています。
インストール
エクステンションをインストールするには、拡張機能メニューから 
マーケットプレイス(更新と拡張機能)を開き、Python Scriptingを検索します。詳細は「エクステンションの追加」を参照してください。
設定：デフォルトPythonの選択
何も設定していなくても、エクステンションは Python環境/実行ファイルを検出しようとします。Anacondaがインストールされている場合は、デフォルトではbase conda環境を使用します。インストールされていない場合は、最初に検出した実行ファイルを使用します。
初めてエクステンションを使用する際は、デフォルト設定を設定してください(Pythonインタプリタの場所や仮想環境の名前を設定します)。ただし、Execute Pythonオペレータ内のデフォルト設定を上書きする際は、拡張パラメータのuse default pythonのチェックを外してください。
デフォルトのPythonでエクステンションを設定するには、次の手順を実行します。
1.プリファレンスダイアログを開きます(Mac OSの場合はRapidMiner -> プリファレンス…メニュー、その他のシステムの場合は設定 -> プリファレンス…メニューから開きます)。
2.Python Scripting タブに移動します。
3.Pythonインタプリタ(または conda/virtualenvwrapper) が入っているフォルダがシステムパスにない場合は、Search pathsを編集して、設定してください。
4.必要に応じて、パッケージマネージャを以下のいずれかに設定してください。
- Anaconda(またはMiniconda)を使用している場合は、ドロップダウンリストからconda (anaconda)オプションを選択します(これがデフォルトです)。Conda environment パラメータが表示されます。ドロップダウンリストから使用する環境の名前を選択します。リストに環境が表示されない場合は、
リフレッシュボタンをクリックします。
リフレッシュボタンをクリックすると、ドロップダウンリストが更新されるまで数秒かかる場合があります。
- virtualenvwrapperを使用している場合は、ドロップダウンリストから virtualenvwrapperオプションを選択します。Venvw environment パラメータが表示されます。ドロップダウンリストから使用する環境の名前を選択します。一覧に環境が表示されない場合は、
リフレッシュボタンをクリックします。 - 他のPython実行ファイル/ディストリビューションを使用している場合は、ドロップダウンリストからspecific python binariesオプションを選択します。 Python binary path パラメータが表示されます。エクステンションは一般的に使用されるいくつかのディレクトリと、Search paths で指定したPython実行ファイルの追加のディレクトリをスキャンします(このスキャンには時間がかかる場合があります)。ドロップダウンメニューから希望のPython実行ファイルを選択します。リストに表示されない場合は、
リフレッシュボタンをクリックします。または、実行ファイルの場所をテキストボックスにフルパスで入力するか、 
ファイルを開くダイアログから選択し指定することもできます。
5.希望の環境/実行ファイルを選択したら、Testボタンをクリックします。設定が正しい場合は、以下のような画面が表示されます。
テストに失敗した場合は、別の環境/実行ファイルを選択するか、ダイアログに表示されている問題に対処してください。多くの場合は、おそらく、環境/実行ファイルにPythonパッケージをインストールするか、アップグレードする必要があると思われます。
6.OKをクリックしてテスト結果ダイアログを閉じます。OKをもう一度クリックしてプリファレンスダイアログを閉じ、新しい設定を保存します。
これで、Execute Pythonオペレータを使用する準備ができました。
Execute Python: デフォルトPythonの上書き
Python Scriptingはcondaとvirtualenvwrapperの仮想環境をサポートしています。仮想環境は複数のプロジェクトで同時に作業しているときにパッケージ管理をより簡単にします。Execute Pythonオペレータは通常プリファレンスダイアログで定義されたデフォルト環境を使用しますが、パラメータパネルで use default pythonのチェックを外すことで、任意の環境を使用することができます。次に、上記の指示に従って、Execute Pythonのデフォルト以外の環境を選択してください。
仮想環境を使用する利点は、プロセスがよりポータブルになる点です。RapidMiner StudioやRapidMiner AI Hubの他のインスタンスに同じパッケージをもつPython環境がインストールされているか確認してください。
